MZ700WIN FAQ
Last update: 2000/10/27
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Q.
1200のモニタBIOSでも動作するんでしょうか?
A.
動作保証外ですが、mz700win 0.52では、SP-1002のイメージを「SP1002.ROM」として用意する事で
動作するようです。その際、Keyboardメニューから、MZ-80K/C/1200用のキーボードマトリクスを選択するようにして下さい。
Q.
MZ−80Kシリーズ、1200エミュレータは作らないんですか?
A.
作者が実機を持っていないので作れません。作る予定もありません。
Q.
データレコーダのモータのゴムが風化していて、データが吸い出せないのですが?
A.
以下の材料を用意して下さい。
おもむろに「TO RECORDER」端子に繋がっているデーターレコーダーを外して、用意した材料を使って
1-7、2-8、3-5の3本を繋いで作ったアダプタを空いたコネクタに差せばOK!
これで、背面の「WRITE」端子から出てくる生データーが「TAPELOAD」で、スイスイ読めます。
「-d」は10程度に設定するとよろしいようです。
mz1500はそのままで「WRITE」端子から出てます。
(Thanks to みんたぁさん)
Q.
FN700ってなんなのでしょうか?
A.
Oh!MZ83年4月号か、ADVANCED MZ-700に掲載されています。
MZ-700の1Z-009Aは代表的なサブルーチンエントリをSP-1002と合わせてありますが、
機能としてはメモリエディットができたりキーリピートがあったりと増加しているので、
内部ルーチンとしては大幅に変更されています。
そこで、80K/Cと700のアーキテクチャに大幅な変更がないことを利用して、
MZ-700の0000〜0FFF番地をRAMに切り替えたうえでそこにSP-1002をロードすればいいのではないかという考えがでてきます。
実際には細かいところで違いがあるので、それを吸収するためのパッチを施したものがFN-700です。
パッチをあてて修正する項目は、記憶の限りでは以下のとおりです。
- 1) キーマトリクスの変更
80K/Cと700ではキーの数が違いますので、相当にアサインが変更されているのを合わせます。
- 2) キーに対する文字の変更
同じくキー数の減少によりひとつのキーに割り当てる文字の数が増えたりしているので、その変換テーブルを交換します。
- 3) 8253のモード変更
80K/Cと700で、設定されている8253の動作モードが違うのだそうです。これはハードに合わせることになります。
- 4) ボーレートの変更
クロックが早くなっているので、ボーレートのパラメータを変更します。
記事としては適当なアドレスにロードしてRAMに転送することになっていますが、mz700winでは
FN-700をそのままROMデータとする使い方ができると思います。
但し、mz700winのテープ入力はI/Oポートエミュレートでなく特定のアドレスに対してパッチを
当てる方法をとっているので1Z-009A/B以外のモニタは動きません。キーが入力できるとか、
コマンドが違うのを確認する程度で終わりです。
(Thanks to Oh!石さん)
Q.
tapeloadの終了が、MZ側の「Write OK!」が出るよりも
ずいぶん早いのですが、これはそんなものなのでしょうか?
A.
テープにセーブされる時は、同じ内容が2回セーブされるため
ロードがうまくいけば、セーブの半分の時間で終了することになります。
Q.
MZ−1500でファイルのアドレスを調べる方法は?
A.
1500のモニタ(9Z-502M)で、QCコマンドを使い、目的のファイルネームを入れ、ロードが終わったら(Y/N)か聞いてきますので、
Nを押しキャンセルし、Dコマンドで以下のアドレスを参照してみて下さい。
$1104 データ・サイズ
$1106 データ先頭アドレス
$1108 スタート・アドレス
ただ注意しないといけないのは、QCコマンドで読み込まれているファイルは、必ず$1200からになってしまいますので、
その点はご注意下さい。
Q.
*.MZTファイルのファイルフォーマットを教えて下さい。
A.
基本的には、テープが読み込まれる順番にheader,data,header,data…と、ベタで連結してあるだけです。
ヘッダ部:128バイト
オフセット | |
00h |
アトリビュート |
01h〜11h |
ファイル名。20hでパディングします。 |
12h,13h |
ファイルサイズ |
14h,15h |
格納アドレス |
16h,17h |
実行アドレス |
ディスクだと続きに格納位置(FATとかビットマップとか)が入るそうです。
残りは00Hで埋めてあります。
ヘッダに続いて、実データが並びます。
テープではチェックサムが最後に入っていますが、ごく単純に生データのみ入れればいいわけです。
複数ファイルが連結されているものは、基本のヘッダ+データが順番につながっているだけです。
(Thanks to Oh!石さん)
mz700win version0.51以降では、40h以降を独自の目的で使用しています。
読み込まれたmztファイルを実行する直前に、RAMにパッチを当てるためのデータが続いています。
オフセット | |
40h〜43h |
'PAT:' (パッチ当てデータを識別するためのシグネチャ) |
44h〜45h |
パッチ当て開始アドレス。FFFFhの場合はデータ終了 |
46h |
データ長 |
47h〜 |
パッチデータ列 |
XXh〜 |
パッチ当て開始アドレス,データ長,データ列.... |
Q.
動作遅いんですけど何とかならないでしょうか。
A.
申し訳ありません。
環境によっては、ウィンドウ2倍モードを使うと、
ビデオカードの性能によっては遅くなりますので、
その場合は等倍モードを使用するようにして下さい。
Windowsの画面モードを256色にすれば速くなるかもしれませんが、
それでも遅いようでしたら、申し訳ありませんが、
CPUとビデオカードを速いものに買い替えてください。
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